幼児に人気の習い事の一つとしてスイミングがありますが、私の3歳の子供も幼稚園入園後すぐにスイミングスクールに通い始めました。
最初は泣いて嫌がってこんなに嫌がっているのに通わせる必要なんてなくない?とスイミングスクールに通わせるのを諦めかけていましたが、意外とあっさり克服して今では嫌がることもなく通えています。
スイミングに行くのを子供が泣いて嫌がるというお悩みをお持ちの親御さんのために、対処法を実体験を基に解説していくのでよかったら参考にしてみて下さい。
スイミングスクールの体験は泣いて嫌がる
スイミングスクールに限らずほとんどの習い事には無料体験がありますよね。私の3歳の子供もまずは無料体験に行ってみようということで申し込みました。
3歳の息子のプール関連の経験としては0歳の時に大分県にある杉乃井ホテルのプールで遊ばせたり、夏場に小さいプールで遊ばせたり、おむつが外れてからは市民プールに行ったりという感じです。
お風呂ではほんの少し顔つけが出来る程度ですが、水に対する恐怖心もなくプールで遊ぶのも好きだったのでスイミングもきっと楽しんでくれるだろうと予想していました。
スイミングの体験に行くことを事前に伝えてしまうと嫌がる可能性があったので当日に伝えましたが、もうその時点で拒否反応。「行きたくない」と泣いて嫌がりました。
それでも心を鬼にしてスイミングスクールまで連れていき、泣きながら着替えを済ませて泣いている息子を先生に渡してそのまま2階の観覧席に向かって見学開始。
45分の体験中泣き止みはしたもののずっと先生に抱っこされて終わりました。
先輩ママも最初はずっと先生に抱っこされてたけどそのうち慣れると言っていましたが、こんなに泣いて嫌がってるし年中さんになってからでもいいんじゃないかなと親としては迷いが生じてしまいました。
夫がスイミングスクールに通わせることを熱望していたのでひとまず申し込むことにはなりましたが、泣いてるし可哀想だと思わずに申し込んでよかったです。
体験のレッスンを子供が嫌がると通わせる親の方が心が折れてしまいますが、それを耐えればいずれ泣かずに通うことが出来るようになります。
子供がスイミングに通うメリット
保育園や幼稚園と違って嫌がる子供に無理矢理スイミングに通わせる必要なんてあるんだろうかなんて私も思っていましたが、スイミングに通うとメリットもあって通わせて良かったと今では思っています。
子供がスイミングに通うメリットはこちらです
- 風邪を引きにくくなる
- 心肺機能が強くなる
- 姿勢が良くなる
- 疲れてよく眠れる
子供の習い事で人気なだけあって、メリットも沢山ありますよね。
一つずつ詳しく説明していきます
1 風邪を引きにくくなる
スイミングをして全身で有酸素運動をすることにより、免疫細胞を活性化することが出来ます。免疫細胞が活性化すると免疫力が向上し風邪を引きにくい体になるということです。
また、スイミングは室内温水プールで水温が30度前後に設定されています。スイミングに通うことで体温がプールの水に奪われず体温を一定に保とうとする体温調整機能が向上します。
一定に体温を保てる能力がつくことで環境の変化に強くなり体調を崩しにくい身体になるのです。
私の息子はプールで一日遊んだ翌日に熱が出て一週間くらい体調を崩したことがありましたが、スイミングに通うようになってからはまだ一度も風邪を引いていません。
一年前は兄妹で風邪を移し合って1ヶ月保育園に行けない時期があったので、その頃から比べるとかなり丈夫になったのできっとスイミングのお陰だろうと信じています。
2 心肺機能が強くなる
喘息の子供がスイミングに通わされるという話をよく聞きますが、肺の機能が向上すると喘息予防や軽減に効果があるからです。
スイミングは呼吸に制限がかかるスポーツであり最大酸素摂取量を高められます。全身運動で大量のエネルギーを消費し酸素の運搬が活性化されて心臓の機能が向上するという仕組みです。
心臓と肺は密接な関係なので心臓の機能が強化されることにより肺の機能も強化されていきます。
3 姿勢が良くなる
スイミングでは全身の筋肉がつくため猫背対策にもなり姿勢が良くなります。現代っ子はスマホやタブレットで動画を視聴したりテレビゲームをして遊ぶことが多いので、姿勢が悪くなりがちです。
身体を動かさないと筋力が低下して姿勢が悪くなり猫背を引き起こします。猫背は肥満や肩こり、自律神経の乱れも引き起こすことがあるので注意が必要ですね。
スイミングは運動不足の解消だけでなく全身の筋肉を鍛えることができるので姿勢も良くなりますし、姿勢がよくなると脳への血液循環がよくなり頭の良い子になります。
4 疲れて良く眠れる
小さい子供を育てるお母さん達にとって、子供が疲れて夜さっさと寝てくれるということは本当に喜ばしいことですよね。スイミングは全身運動なので通えば通うほどどんどん体力はついていくものの、疲れてよく寝てくれます。
ベビースイミングでは保護者も一緒に入る必要がありますが、3歳も過ぎれば窓越しに様子を見ているだけで勝手に体力を消耗してくれているのでこんなに嬉しいことはありません。
我が家では幼稚園のお迎えが14時でその後帰宅してダラダラとYouTubeを見て過ごすことが多いですが、スイミングの日はレッスン1時間と前後の送迎もあるので動画を視聴したりする暇もなく19時には寝るという健全な過ごし方をしています。
スイミングを嫌がる時の対応方法
子供がスイミングを嫌がった時にどんな風に対応すればいいか迷ってしまいますよね。いずれ嫌がらずに通えるようになるとは分かっていても毎回イヤイヤされるとこっちが嫌になるし、どう対応してあげればいいか悩んでしまうものです。
スイミングを嫌がる時の対応方法について紹介しますね
- ご褒美作戦
- 泣いていても先生にパス
- お休みする
1 ご褒美作戦
おやつでもゲームでもYouTubeでも何でもいいですが、ご褒美を与えてスイミングに連れて行く作戦です。嫌がるタイミングが家なのかスイミングスクールに着いてからなのかにもよりますが、3〜4歳児にもなればある程度交渉が効くようになるので試す価値はあります。
何でもイヤイヤの2歳児は手強いですが、3〜4歳以上であれば終わったらアイス食べようとか先にアイス食べさせるとかご褒美を与えて通わせるのも一つの手です。
2 泣いても先生にパス
私の子供の場合はこれでした。幼稚園に入園して年少さんの時にスイミングの体験に行かせましたが、スイミングスクールに着いて着替える段階で大号泣。
理由は「お母さんと一緒がいい」でした。お母さんは水着を忘れたので入れないと伝えて、泣いている息子を先生にパスして2階の観覧席へ。体験中はほとんど先生に抱っこされて終了しました。
先生も慣れているので子供が泣いていても先生に渡して親がスッと身を隠せば意外といけます。保育園や幼稚園の送迎でよくある光景ですが、スイミングも最初は嫌がって当然です。
このやりとりを何回か繰り返せばそのうち泣かずに行けるようになります。
3 お休みする
どうしても嫌がるのなら思い切ってお休みをするのもありです。その日がダメなら振替で別の日にチャレンジしてみましょう。
スイミングを嫌がる理由がただその時機嫌が悪いのか・そもそもプールが嫌なのか・プールが寒い・ママと離れたくないのか。色々考えられますが一旦お休みして落ち着いた時にお子さんに聞いてみるといいですね。
子供にとって初めてのことは不安も大きいです。どうしても嫌な時は休んでもいいと分かれば安心にもつながりますし、子供の気持ちに寄り添ってあげれば次は頑張ろうという気持ちに繋がっていきます。
スイミング嫌がるならもう辞める?
子供がスイミングを嫌がって色々対応方法を試してみてもそれでも尚嫌がる、無理だとなったら思い切って辞めてしまいましょう。
スイミングには風邪を引きにくい身体になる等たくさんのメリットがありますが、スイミングに通わずとも丈夫な身体づくりは出来ますし母子ともにストレスになるくらいなら辞めてしまった方がいいです。
私の子供も最初すごく嫌がっていたので体験の時点で申し込むの辞めようかなと頭をよぎりました。夫が通わせたいという意思が強かったので頑張って連れていくと早い段階で慣れてくれたので良かったですが、慣れるのが遅ければすぐに退会していたと思います。
嫌がる子供を習い事に通わせるのってなかなかの試練というか、本当に辛いですもんね。一年後とかまた通えるタイミングが来るかもしれませんし、親も子も無理だと思えば「辞める」という選択肢がお互いを幸せにします。
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