子供の習い事を選ぶ上で、習い事に通わせるとどんな効果があるかや習い事の内容も気になりますよね。私は上の子供が2歳3ヶ月の時、下の子が0歳7ヶ月の時から4ヶ月間ベビーパークに通わせていました。
ベビーパークについて調べていると「通っても意味がない」という口コミや胡散臭いという意見もあります。高い月謝を払っても通う意味がないのなら通わせたくないですよね。
ベビーパークは通っても意味ないかについてですが、結論から言うとベビーパークに通うと母子共に色々と経験が出来るのでとても意味のあることです。
ただ、通っているとレッスン内容が月謝に見合っていないと感じたり家でも出来そうだなと感じたり余計なことを考えるようになります。
実際にベビーパークに子供を通わせてみて「通っても意味ない」と感じてしまうのは何故なのか、またベビーパークに通うことでどんな効果があるかについても紹介していきます。
目次の気になる項目をクリックしてみてくださいね
ベビーパークの対象年齢はいつから?
ベビーパークは0歳〜3歳が対象の幼児教室で、0歳2ヶ月から入室することが出来ます。月齢7ヶ月ごとにAクラス〜Eクラスまであります。
クラス | 月齢 | レッスン内容 |
---|---|---|
A | 0歳2ヶ月〜8ヶ月 | ・身体能力発達(お座り、ハイハイ、寝返り)発達のための促し ・ベビーマッサージ ・育児相談 |
B | 0歳9ヶ月〜1歳3ヶ月 | ・言葉の発達を促すレッスン ・指先の器用さを向上させるレッスン ・躾の方法を学ぶレッスン ・探究反射からくる旺盛な探究活動を「決して叱ることなく上手に活用して能力を高めていくノウハウを学ぶ」レッスン |
C | 1歳4ヶ月〜1歳10ヶ月 | ・1〜10まで数えられる ・言葉を250〜500語理解できる(標準は100〜250語) ・一人でボタンを外せる ・一人で靴が履ける ・ミカンを自分で剥いて食べられる |
D | 1歳11ヶ月〜2歳5ヶ月 | ・ハサミやノリの使い方を覚える ・色が10色以上わかる ・2,000語以上の言葉が言える ・数を50まで数えられる |
E | 2歳6ヶ月〜3歳0ヶ月 | ・ひらがな50音が全て読める ・しりとりが出来る ・「なぜならば」「だから」といった因果関係を説明できるようになる |
生後2ヶ月から通えるなんてすごいですよね
生後2ヶ月の赤ちゃんなんてほとんど寝て過ごすだけで習い事をするなんてピンとこないですが、通わせることが出来るみたいです。
ベビーパークのレッスン内容
ベビーパークのホームページにレッスン内容について記載されていますが、具体的にどんなことをするのか気になりますよね。
私は実際にAクラスとDクラスのレッスンを子供と一緒に受けていたので、気になるレッスンの内容を紹介していきます。
AクラスもDクラスもレッスンの流れはだいたい同じでした
Aクラスのレッスン内容
0歳2ヶ月〜8ヶ月が対象のAクラスのレッスン内容がこちらです。
- マザーリング
- ハローソング
- あいさつ
- 日付・天気・季節
- 点呼
- フラッシュカード
- ひらがな
- 100玉そろばん
- 今月の歌(童謡・英語の歌)
- いっぽんばし・おつむてんてん
- 絵本
- 抱っこしてジャンプ
- ゲンコツやま
- あいさつ
細かく分けると14項目くらいです。レッスン時間は50分なので色々なことを数分ずつ行い流れるように進んでいきます。
一項目ずつ詳しく説明していきます
1 マザーリング
レッスンが始まるとまず最初にマザーリングと呼ばれるお母さんのお悩み相談の時間があります。子育てをするうえで悩んでいることがあれば講師の先生に伝えてアドバイスをいただくという時間です。
育児をしていると何かしら悩みが出てきてネットで調べたりするかとは思いますが、自分で調べるだけでなく講師の先生のアドバイスをもらうと参考になります。
一緒にレッスンを受けるのも多くて5人ですが毎回一人ずつしっかりと話を聞いてくれていました。
2 ハローソング
マザーリングが終わるとまず最初に歌を歌います。歌詞が「Hello Hello Hello I love you I’m fine I’m fine I hope that you are too」という30秒くらいの短い歌です。最初に歌うことでこれからレッスンが始まるんだということが赤ちゃんにも分かります。
3 あいさつ
学校の授業のような感じで「先生こんにちは、皆さんこんにちは」というあいさつを毎回します。0歳の赤ちゃんもあいさつをしてメリハリをつけるのは大切ですね。
4 日付・天気・季節
毎回「今日は〇月〇日〇曜日、天気は晴れ、季節は春」というように講師の先生と付き添いのお母さんやお父さんが声を出して言います。その時に日付の数字や晴れマーク、季節が分かる絵も一緒に先生が見せてくれていました。
5 点呼
点呼というか出席を取るのですが、先生に名前を呼ばれて「はーい」と手を上げて返事をします。Aクラスの赤ちゃんだとまだ上手く出来ないのでお母さんが代わりに返事をして赤ちゃんの手を持ち上げていました。
その時に漢字のフルネームが書かれたカードを見せながら先生が「この名前は誰かな?」と興味づけをしてから名前を呼んで返事をします。
一人ずつの点呼が終わったらお名前インタビューをするのですが、「お名前は何ですか」と先生が聞いて「私の名前は〇〇〇〇です」「何歳ですか」「私は0歳です」というやり取りを行います。
6 フラッシュカード
果物や国旗や天気、鳥など色んなジャンルのものを見せてくれます。フラッシュカードはだらだら見せるものではないので1分くらいであっという間に終わっていました。
家でもフラッシュカード見せようと思って買っちゃいましたよ
7 ひらがな
「あかいボール」といったちょっとした単語のひらがなやカタカナの文字を見せます。0歳のうちから文字を見せることでひらがなやカタカナを読めるのが早くなりそうですね。
8 100玉そろばん
その名の通り100個の玉がついたそろばんを使って1から10数える練習です。まずは先生がお手本を見せて、一人ずつ順番に玉を一つずつ数を数えながら左から右へ移動させていきます。
9 今月の歌(童謡・英語)
毎月童謡と英語の歌が一曲ずつ決められていてそれを歌います。A4のプリントに印刷された歌詞をもらえるのですが、その歌詞を指でなぞりながら歌っていました。
ベビーパークに入室すると会員ページにログインして今月の歌をダウンロードすることが出来るので、お家でも歌の練習をすることが出来ます。
10 いっぽんばし・おつむてんてん
座学だけでなくふれあいの時間もあります。愛着形成が重要な時期なので、ベビーマッサージのように歌を歌いながら体を触ってあげると赤ちゃんも喜んでいました。
「いっぽんばしこちょこちょ」や「おつむてんてんてん、いないいないばあ」など家でも実践できる内容です。
月齢や一人ひとりの発達に応じて寝返りやハイハイの促し方を先生が教えてくれたり体を動かす時間もあるので、レッスン後はぐっすり寝てくれます。
11 絵本
レッスンの後半の時間になると毎回違う絵本を先生が読んでくれます。ベビーパークオリジナルの絵本もあるみたいで、1冊いただきました。
12 抱っこしてジャンプ
みんなで輪になって音楽を流しながら赤ちゃんを抱っこしてジャンプしたりする時間もありました。一緒にレッスンを受けているお母さんにとってもずっと座りっぱなしではなくて体を動かせるのでいい運動になります。
13 ゲンコツやま
レッスンの終わりに「ゲンコツ山のたぬきさん」の歌を歌います。もちろん振り付きで歌っていました。
14 あいさつ
最後はあいさつ「先生さようなら、皆さんさようなら」で終了です。レッスンを通じて先生が感じたアドバイスを最後帰る前にいただくこともありました。
10分〜15分後に次のレッスンがあるので終わったら速やかに帰るのですが、振替で別の曜日に参加すると終了後に教室で授乳しているグループもあったので授乳もOKのようです。
Dクラスのレッスン内容
Dクラス(1歳11ヶ月〜2歳5ヶ月)になると椅子と机が横一列に5つ並べてあって、その中から好きな席を選んで座ってレッスンを受けます。
基本的な流れはAクラスと同じなので、Dクラスになると更にどんな内容のことが加わるか紹介していきます。
- 図形パズル
- クレヨン・ハサミ・のり
- 音階
1 図形パズル
Dクラスになると手指の巧緻性や空間認知能力を養うためのカリキュラムも行います。色んな種類の知育玩具を使って子供達は遊びの延長のような感じで楽しみながら学んでくれます。
使っている道具は100均で作れるようなおもちゃもあるので、自宅でも実践出来そうなものも多かったです。
2 クレヨン・ハサミ・のり
ワークを2枚くらい先生が選んでクレヨンで線を引いたり、図工の時間に季節に合わせた作品をのりやハサミを使って作ったりします。12月にはクリスマスツリーの工作をしました。
3 音階
ドレミファソラシドの音階のCDを聞いて「ドミソ」の歌を歌います。ベビーパークのDクラスでは国語算数図工体育音楽社会を50分の中にぎゅっと詰め込んでレッスンをするイメージです。
クラスが上がるとどんどん内容が濃くなって幅広くなりますね
色んな取り組みがあるので次から次へと進んでいきますが、講師の先生は終始笑顔でたくさん褒めてくれながらレッスンをしてくださいます。
基本的にベビーパークでは子供を褒めて伸ばすのがスタンスなようですが、Dクラスではふざけることが多い子に対して注意する場面もありました。
ベビーパークの月謝は高い
ベビーパークの月謝を一回のレッスンに換算すると大体4,000円前後なのでそれを高いと捉えるかどうかですが、決して安い金額ではないですよね。
入室金 15,400円(税込)
レッスン料/月 A〜Dクラス 15,400円(税込)Eクラス 17,380円
教材費/月 1,485円(税込)
管理費/月 550円(税込)
兄弟・姉妹入室の場合2人目から入室金無料、レッスン料10%割引
双子入室の場合2人目から入室金無料、レッスン料50%割引
毎月かかるレッスン料〜管理費の合計がA〜Dクラス17,435円、Eクラス19,415円です。単純計算で4回/月のレッスンとしてA〜Dクラスは一回あたり4,358円くらいになります。
50分で盛りだくさんの内容が組み込まれていてその分の価値はありますが、通っていくうちに家でも出来そうだなとか子供が席にも着かず何も聞いていないという日があったりで「あれ?なんか月謝もったいないかも」と思うことがありました。
ベビーパークを辞めた後はしまじろうにお世話になっているのですが、毎月3,000円もしない受講料なのでそれが安く感じています。
ベビーパークに通ってみて一回4,000円払う価値があると思えるのならいいですが、私の正直な感想としては月謝は高いです。
ベビーパークは通っても意味ないと思った理由
2歳3ヶ月の子供と0歳7ヶ月の子供をベビーパークに4ヶ月通わせていましたが、通っていくうちにだんだんと意味がないかもと思うようになりました。
結果としてたった4ヶ月でもベビーパークのおかげで出来るようになったことは沢山あったし子供とどんな風に関わればいいか等、通ってよかったなとは思っています。
ただ、ベビーパークには申し訳ないですが通っても意味ないと感じてしまった瞬間があったのでそれを紹介します。
- 家でも出来そうな内容
- レッスン中子供がぐずる・集中しない
- 月謝が高い
- 送迎が大変
一つずつ詳しく説明していきますね
1 家でも出来そうな内容
初めてレッスンを受けた時はフラッシュカードに感動したり100玉そろばんやひらがなを教えていることに驚きましたが、慣れてくると家でも出来そうだなと思うようになります。
レッスンの内容を先生と同じように家で出来るかと言われたらそんなことは到底無理ですが、絵本を読んだり歌を歌ったり「一本橋こちょこちょ」など家でもやってるようなこともレッスンでしていました。
フラッシュカードや100玉そろばんも購入すれば家でも出来るので、わざわざ通わなくてもいいのではと通う意味を感じなくなります。
2 レッスン中子供がぐずる・集中しない
これはベビーパークに限らずですが、0歳や2歳の乳幼児に習い事をさせること自体大変なことです。レッスン時間に機嫌良くしてくれていればいいですが、お腹が空いていたり眠かったり集中できないことがあります。
せっかくレッスンに来たのにずっと抱っこしていたり、2歳の子供は集中できず椅子に座らない時もあって何しに来たんだろうと思うこともありました。
子供がレッスン内容を聞いていなくても母親が聞いているのでそれを家で実践すればいいのですが、レッスンをきちんと受けれない時があると意味なくない?となってしまいます。
3 月謝が高い
一回50分のレッスンがだいたい4,000円です。毎月17,000円くらいの月謝を払ってでも受けたい内容かというとそうでもないかもと思うようになってきます。
将来子供に難関大学に入学してほしいとか、こうゆう職業になってほしいとか明確な理由もないまま入室してしまったので高い月謝を払ってまで通う意味がないと感じてしまいました。
4 送迎が大変
イヤイヤ期の2歳児を決まった時間に目的地に連れていくのって想像以上に大変なことです。着替えたくないとか行きたくないとか言われても高い月謝を払っているからには行かなくてはとこちらは必死です。
0歳児や1歳児であれば送迎がストレスになることはないと思いますが、2歳を過ぎてからの通室はある程度大変になるので覚悟してください。
「行きたくない」という子供を無理やり連れていく意味ってあるのかなと思いながらも通っていました。
私の場合ベビーパークを辞めた理由として一番大きかったのが子供を二人連れて通うのが大変だったということで、内容が納得出来なかったというわけではありません。
もし子供が一人だったとして送迎のストレスがなければ1年くらいは続けてたかなと思います。
ベビーパークに通うと得られる効果
ベビーパークに通うことで得られる効果についてですが、口コミを見ると体験レッスンを受けるだけでも色々学べたという声もありました。
2歳3ヶ月の子供を4ヶ月ベビーパークに通わせてみて得られた効果について説明していきます。
- 知育について知れた
- 子供への声かけを学べた
- 図工をするようになった
- 日付・時間を意識するようになった
1 知育について知れた
ベビーパークに通う前は「知育」ということなんて一切意識せずに子育てをしていましたが、通い始めてからは知育について自分なりに調べたり興味を持つようになりました。
知育を意識しなくても子供はそのうちひらがなを書けるようになったりパズルが出来るようになったりしますが、親が知育玩具を与えたり早めにひらがなを教えてあげたりすることで子供にとってはプラスになるはずです。
レッスンを通して知育の仕方を学べたり、月齢に合った知育玩具はどんなものを選べばいいかも分かってきます。意外と簡単に知育出来ることも知れるので、ベビーパークに通うと知育に関する知識が深まっていきました。
2 子供への声かけを学べた
子育てをするうえで声かけが大切なのは皆さんもよくご存知かもしれません。お着替えをする時は黙ってするのではなくて「ズボンを履きましょうね」と伝えながら着替えさせたり、とにかく言葉をかけてあげることが大切です。
私も何となく知ってはいましたが実践できていませんでした。0歳〜2・3歳くらいの子供はとにかくインプットするのが大事な時期ということをベビーパークで教えていただき、声かけの仕方もレッスン中の講師の先生をみて学ぶことが出来ました。
他者との関わりが少ないと声かけの仕方も単調になりがちですが、レッスンを受けることで声かけのレパートリーを増やすことが出来ます。
3 図工をするようになった
図工なんて保育園や幼稚園に通うようになればするようになるのですが、当時未就園児の2歳児にノリやハサミ・クレヨンをさせていませんでした。
1歳前後でクレヨンなどでお絵描きをさせるご家庭は多いとは思いますが、うちの場合クレヨンで落書きされるのを恐れて与えていなかったのでベビーパークがいいきっかけになりました。
ハサミなんて使わせようと思ったこともなかったですが、手を添えてあげると2歳児でもハサミを使うことが出来ます。
4 日付・時間を意識するようになった
ベビーパークのレッスンのはじめに日付をみんなで唱えるのですが、家でもカレンダーを見てレッスンと同じように声に出して言うようになりました。
2歳の子供に今日は〇月〇日◯曜日だよと伝えることがなかったので、そういったことを意識的に教えてあげるようになったのはベビーパークのおかげです。
まとめ
ベビーパークは通っても意味ないという理由は以下の4つです。
- 家でも出来そうな内容
- 月謝が高い
- 子供がレッスン中ぐずる・集中しない
- 送迎が大変
ベビーパークに通うと得られる効果は以下の4つです。
- 知育について知れた
- 子供への声かけを学べた
- 図工をするようになった
- 日付・時間を意識するようになった
通っても意味ないと思ってしまうことはありますが、得られる効果がちゃんとあるので決して意味がないということはありません。
イヤイヤ期で子供が通うのを嫌がったり、2歳児を幼児教室に通わせようとなると色々と手を焼くこともありますが親子ともどもいい経験にはなるはずです。
ベビーパークの入室を検討している方はよかったら参考にしてみてください。
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